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不凍液のお話

不凍液補充に行ってきました。

寒くなってくると床暖房など夏に使わなかった機器を使用するので、使ってみたら切れてた!みたいなことが多く、この時期は不凍液関係で呼ばれることが多いです。

最近不凍液の必要な案件が続いていて、実は一時うちの事務所も不凍液が切れていました。

現在は充分な量ありますので、ご安心ください。

 

今回は、貯湯槽(貯湯タンク)と言われる太陽熱を利用してお湯を貯めておく機器の不凍液切れでした。

貯湯槽はお湯を沸かす機器ではないので、動かなくても直ぐ直ぐ困ることはありません。

しかし、晴れさえすればタダでお湯が手に入りますので、利用しない理由はありません。もったいないです。

晴れた夏などは、石油給湯器などのお湯を沸かす機器が殆ど必要ないという話をよく耳にします。冬は流石に太陽熱だけで一日のお湯を賄うことは難しいですが。

今回の貯湯槽は長府製の貯湯槽です。

かなり古いタイプです。

緑の場所の中に熱媒体を貯めるタンクがあります。

ここと、OMソーラーのハンドリングボックスに付いているコイルとを、熱媒体(不凍液)が行き来し、白い部分に貯めてある水をお湯にかえます。

画像は不凍液タンクのカバー、フタを既に開けている状態です。

入口アップです。

中のおく〜の方を見て頂くと白いまあるい物が見えると思います。

これがセンサーで、これが浮いている間は不凍液が入っていると見なされ普通に動きます。これが下につくと不凍液が入っていないと判断され動きが止まり、ブザーが鳴り出します。

 

これは完全に下についていますね。

 

※この機器がついている方へ

ブザーが鳴り出すと、基本不凍液を補充しない限り止まりません。

ブザーは電源コードを抜くと止まりますので、電源コードを抜いて、かかりつけの業者さんにご連絡ください。

応急処置的に水を入れるという方法もありますが、後述している通り、水を入れておくのはリスクが高い為、結局不凍液に入れ替えなければいけません。入替は補充より費用がかかる為、オススメできません。

ここで一つ注意を

上の入口、かなり汚れていると思いませんか?まあ、中も汚れているのですが。

これ不凍液の代わりに水を入れていたため、水が腐って汚れています。

時々、「不凍液だから凍らなければいいんでしょう。宮崎は暖かいから水でも大丈夫でしょう。」

と、水を入れる方がいらっしゃいます。

実際、結構な方がいらっしゃいます。

極力やめてください。

実際にあった話ですが、水が腐敗して配管につまり、修理に10万以上かかったことがあります。その時は、配管だけだったので良かったのですが(あまりよくはありませんが)、これが循環ポンプまでやられてしまうと、いくらかかるか分かりません。

つまった時は、それだけお金出すからいいよ、という方は、無理にとは言いませんが。

入口を拭いて、不凍液を補充しました。

 

中を見ると、若干ピンク色が分かると思います。

不凍液の補充の場合、若干古い不凍液が残っているため、タンクの内側を掃除することができず、濁ったピンク色になります。心境的には綺麗にしてお渡ししたいのですが。

 

ポリタンクの内側を見ると、緩やかな段がついていると思います。

これが不凍液を入れる目安です。

画像は結構一杯一杯まで入れてます。

結構入りました。9ℓ入りました。

 

波打っているように見えるのは、試運転をし、動作確認を行なっているところだからです。

 

ということで、無事復旧ということになります。

 

最後に

前にも述べていますが、【水】を入れるのは絶対にやめてください。

不凍液は『凍らない液体』と書きますが、実際は機器に合わせて、防錆、防腐などの性能も備えています。

宮崎は比較的暖かいので、確かに凍る確率は低いです。しかし、その分、腐る確率は高いです。

最近では、宮崎でも凍結の被害が出てきていますので、一概に凍らないとも言えなくなってきています。

 

不凍液補充は比較的古い機器が多いです。

古くなってくるとメーカー対応終了機器も多いので、壊れた時点で機器ごと入替となる可能性が高いです。

そうなると、何十万単位の費用が必要になります。

そうならない為にも、正しいメンテナンスを行なって、極力お金がかからないようにしましょう♪

 

 

そう言えば、もう師走ですね。

一年が終わっちゃいます。

皆さんは、元旦に立てた目標どんな感じですか?

私は…やばいです!

 

そんな長男でした♪